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2006.12.09

なぜ投資のプロはサルに負けるのか?― あるいは、お金持ちになれるたったひとつのクールなやり方

 ブログ「金融日記」で有名な、藤沢数希氏の著書、なぜ投資のプロはサルに負けるのか?― あるいは、お金持ちになれるたったひとつのクールなやり方を読了しました。投資について、懇切丁寧に解説された良書だと思います。良書ですので紹介。

 この書籍、投資家が知っておくべき、ファイナンス理論である、効率的市場仮説からポートフォリオ理論も含めて、ファイナンスの思考ツールを提供してくれます。
 こう書くと、難しい書籍のように思われるかも知れませんが、要するに「投資やギャンブルでカモられない知識と考えるキッカケを得られる書籍」と考えればよろしいかと思います。

 表紙を一枚めくったところの記述、

日本人は、お金のことを知らなさすぎます。お金の世界では、世界中の秀才たちがネギをしょったカモを手ぐすね引いて待ちかまえているのが現実です。
家、教育、保険、投資・・・・・・人生で突き当たる難問をどうしたらいいのか?現役外資系投資銀行マンの著者が、やさしく、楽しく、身もフタもなく解説します。
 に偽りはありません。

 詳しくは本書をお読みいただきたいのですが、なぜ投資のプロはサルに負けるのか?― あるいは、お金持ちになれるたったひとつのクールなやり方、一度読んでおいて損はない書籍だと思います。

 ファイナンスについて有益であるばかりでなく、オリジナリティ溢れる文章も含めて楽しめます。エンターテイメントとしても秀逸です。
 もちろん、「投資のプロがサルに負ける理由」も明快に解説されていまし、「お金持ちになれるクールなやり方」についても誰でも実践できる方法が紹介されています。

PS. 具体的に紹介したい部分は何箇所もあるのですが、本書をほぼ読了しかけの頃に登場する、206~207ページの「一生ファイナンシャル・アドバイザーいらずの究極のフローチャート」は素晴らしい。解説と最先端の金融工学に基づくフローチャートを「納得しながら、笑って受け入れられる」という方は、将来、カモになってしまう確率は比較的低いものと思われますし、本当に「一生ファイナンシャル・アドバイザーいらず」で生活できるような気がします。私自身FPのハシクレでありながら、身も蓋もないことを申しあげますが、アドバイザーは首にするくらいで丁度いいと思いますので。

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