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2006.08.16

胸を張って株式投資。「現在の株価はばかばかしいほど割安」かも知れないし。

 書籍「株式投資 長期投資で成功するための完全ガイド」から引用です。少し分厚いのですが、おすすめです。

 大恐慌の最中の1932年5月6日にディーン・ウィッター氏は以下のような見解を披露したそうです。当時の株式市場は1929年の高値から85%下落した状況にありました。

 将来について考えられる前提は2つだけである。カオスを見るか、回復を見るかのどちらかである。前者の理論は愚かなものである。カオスが現実のものになれば、価値を維持するものはなく、債権、株式、銀行預金、金は、どれも価値がなくなる。不動産は、所有権が不確実となるため、価値のない資産となるだろう。

<中略>

 現在は最初の不況ではなく、それは最悪のものかもしれないが、過去において自立的な回復が見られ、穏やかに正常に再調整してきたのと同様に、今回も回復が見られるであろう。唯一不確かなのは、それがいつ起こるかということであり、1929年の株価が当時は高すぎると思えたのと同様に、今後数年のうちに、現在の株価はばかばかしいほど安く思えるだろうということ強調したい。

 資本主義の本質を見抜いた、素晴らしい見解だと思います。

 株式投資にリスクがあることは否定しません。
 しかしながら、株式の価値がなくなってしまうことはすなわち、「株式会社」が倒産してしまうということです。このとき、当該企業の発行する債券の価値が保全されないことは明らかです。従業員が路頭に迷うことになるのも明らかです。私たちの預貯金の価値が保全されることもないでしょう。金融機関や各種のセーフティネットも機能を失っているでしょうから。

 もちろん、どのような状況であろうとも、株式会社が倒産することはありえます。とはいえ、「ほとんどすべての企業が倒れてしまう」という事態は考えにくい。拡大再生産を宿命付けられているのが資本主義経済であり、弊害を内包しつつも、この仕組みを通じて社会は全体として幸福になってきました。この傾向は今後も不変だと思われます。

 「株式投資は危ない」などと忌み嫌うことなく、真正面から向き合うことが必要だと思います。それは、好もうと好まざると、私たちが身をおく「資本主義経済」と真摯に対峙することでもあります。

 そして、私たちは株式を通じて、自分自身の資産形成と、社会貢献の両方を果たすことができるはずです。
 あまりピンとこないかも知れませんが、一例を挙げますと、将来の社会に貢献する企業に資金を提供することは意義深いですし、立派な社会貢献なのです。

 「株式は損をするかも知れない」と過度に身構える必要はありません。そう遠くない将来、現在を振り返れば「2006年の株価は安かった」と思えるときが必ず到来するでしょう。そして、「株式投資は汚い」とか「株をやる人間なんて、ろくな人間じゃない?のかも」などと考えて躊躇する必要もありません。株式投資は立派な経済活動であり、社会貢献なのですから。
 例えば、最新版 投資戦略の発想法などでも解説されている通りです。

 株式投資にはマイナスのイメージも付きまといますが、私は堂々と「株式投資しています」と宣言できます。

PS 株式投資は余裕資金で実施しましょう。「リスクがある」のは言わずもがなです。


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